国際バカロレア(IB)ってそんなにキツいの?海外大学受験に有利?

こんにちは、IB生のもやしです〜

 

今回は、実際に国際バカロレアを取っているもやしが、このプログラムはどれだけキツいのか、実際取る価値はあるのか、などについてお話ししていきたいと思います!

 

 

一番キツいポイント:タイムマネジメント

なんといっても、タイムマネジメントができないと、この卒業資格取得は本当にキツいです。

日本の一般的な高校は、中間試験や期末試験など試験期間が定まっています。が…

それに対して海外のIB校には定期試験がないんです!!びっくりですよね。

 

どういう風に成績が付けられているかというと、普段の提出課題や単元テストが科目ごとにバラバラにあって、その点数で付けられています。

感覚的には、毎日何かしらの科目のエッセイやレポートを書いたり、テスト勉強をしたりしていて、常に気が抜けない感じです。

私の高校は、11年生(日本で言う高校2年生)の最後にある学年末試験のスコアを元に、先生方が12年生の最終試験の予想スコアを作成し、それを大学出願に使用します。

まあ要するに、それ以外の学期末に返ってくる成績表は全て普段の積み重ねです。

もちろん科目ごとに一つの単元が終わるタイミングはバラバラなので、テストが重なる週も少なくないですし、それに提出課題の締め切りが重なっていると地獄です。

下手したら日本の大学生より忙しいです、多分。。

 

IBには、教養科目の他に、Extended Essayという4000語以内の卒業論文も含まれている上、CASというサービス活動、TOKという知識論(人はどうやって知識を学ぶのか)という授業もあり、本当に盛りだくさんです。

 

以上のことから想像がつくかもしれませんが、物事の優先順位付け、タイムマネジメントのスキルがないと本当に終わります()

物理のテス勉に気を取られてたら、明日までに提出の地理の課題忘れてた…なんてことが多発します(私も慣れるまで最初の方はよくやってました)。

 

課題の提出をきちんとできない人もキツいかもしれません。

なぜなら、成績に含まれる平常点(提出物などの授業態度)の割合が、圧倒的に日本の高校よりも大きい上、先生に気に入られることも大事だからです。

先生に気に入られているか否かで、成績が若干左右します。

そして、気に入られるためには、もちろん授業態度の良さが不可欠です。

 

なので、良い成績を取りたければ、しっかり提出物をこなしたり、質問をたくさんして先生に好印象を持ってもらうこと、かつテストで良い点数を収めることが重要です。

 

 

IBって海外大学受験に有利なの?

端的にいうと、アメリカの大学を目指す人にはおすすめしませんが、イギリスなどヨーロッパや、カナダの大学を目指す人にはおすすめです。

アメリカの大学の出願の際に必要なのはAPやSATのスコアなので、IBは卒業資格に含まれていないことが多いです。

IBのスコアを提出すると、単位に換算されるところは多いみたいですが…

それでも、最近はIBを成績として提出できるようになった大学も増えているそうです。

近年SATのスコアの必要性が議論されている影響で、年によって募集要項も変わっているのでなんとも断言はできないのが正直なところです。。

 

対して、イギリスやカナダの大学はIB生が大好きです(私の学校の校長曰く…)。

特に、イギリスの大学は日本から留学しようとすると、入学前に一年間ファンデーションコースというものを取らなくてはならないのですが、IBを取っていればそれがスキップできるはずです(嘘だったらごめんなさい)。

 

こんなに過酷なプログラムを終えてきたのだから、相当優秀な生徒なのだろう、と大学側は思うので、IBを取得しているだけで海外大学への進学しやすさが一段と上がります。

 

そのため、海外大学進学を目指している方は、IBを取ることをお勧めします!

 

最後に、個人的にIBの気に入っているところは、日本の授業より格段に面白いところです。

日本のIBではない学校にいた頃は、基本的に定期試験に向けて覚えるだけの勉強方法だったので、あまり自分の興味の幅は広がりませんでした。

IBを取り始めてから、もちろん必要不可欠な基礎学習はしますが、自分の好きなことが見つけられるプログラムにもなっていると思います。

 

以上、もやしでした〜